ミュージカルクラス6/30のご報告その①

更新が遅くなり、お待たせしました!今回も素敵なレッスンが始まりました~

今回のレッスンは渡辺奈穂先生です。(演劇講師、俳優、インプロオキナワ代表/こどものためのドラマスクール沖縄主宰) 今回は渡辺奈穂先生ご自身が説明を入れてくださいましたので先生の文章を編集した形で掲載します。

キッズクラス

おもなテーマは【やりたい衝動をかき立てる】【みんな違ってみんないい】の2つです。

まずはアイスブレイクとして『しっぺ&しっぺダンス』

お互いに遠慮せず、関わり合う。ふざけ合う。遊びあえることを目的に。レッスンの最初にやることが多いです。これは大人も夢中になったりします。(※アイスブレイクとは見知らぬ者どうしの集団に投げ込まれたとき、人の心と体は「アイス(氷)」のように張りつめて凍てついた状態になっている。「アイス」状態を「ブレイクする(打ち破る)」のが、アイスブレイク)

こちらは動画で↓とっても楽しそうですね。

続いて【go,stop】

① go, stop, jump, clap と逆さまの国

先生のコールでそれぞれの動作を行います。(動画を見たほうが良く分かると思いますので下の動画を見てくださいね。)


これは、DIE(ドラマ・イン・エデュケーション)のケネス先生がやっていたゲーム。

「コールを集中して聞く」

「身体のコントロール(ストップ)」

といったことが目的です。

加えて、「どうしても間違えちゃう」ことを楽しむ、ということもありますし、あえて魔女モードになったのは、こどもたちの挑戦的な気持ちを掻き立てたかったので。「マジメにやるんじゃないよー」というメッセージでもあります。


②melt以降のなんでもありバージョン
身体や気持ちの「こうしたい!」を掘り起こす→いつもワクワクしている状態へ。

受け身でオファーに応えるだけではなくて、能動的に、やりたいことを表明する、チャレンジしてみるということが表現者として「ベースのスタンスなんだよー」というメッセージがあります。

「我慢しない/遠慮しない」と「協調する」は両立する、と。

あと、「みんな対等だよ、いつでも誰でも提案していいんだよ」というメッセージ。やりたいことやりたくないことは人それぞれ違いますが、それを交互にコールし合うことで楽しめればいいですよね。

【連想】 
想像するのは特別なことじゃなくて、自然なことですが、普段無意識にストッパーをかけていたりするので、それを外す作業です。

自己検閲を外したいというのもあります。

なかなか時間がかかることもあるんですが。小さい子の場合、ほんとはいくらでも外せるのに、意識するとよくわかんなくなっちゃうこともあるかもしれません。


それと「お話を聞いて連想」もそうですが、「みんなこんなに違うんだ!」ということを体験してほしいということもあります。

そして、わたしだけが想像しうる、ひいては表現しうる個別の世界があるんだ、そしてそれぞれユニークなんだ、ということにつなげていってほしいということですね。

【手を上げてダンス→指ダンス】 
手をあげるの方は、インプロのエクササイズで、リード(lead)する人とリード(read)する人、どちらも大切な役割ですが、それを体験するっていうことと、ノンバーバルでそのやりとりをするという内容です。「ノンバーバル・コミュニケーション」(※(non-verbal communication)とは、言葉によらない、非言語コミュニケーションのことです。)



指ダンスは、コンテンポラリーダンスの先生がやっているもの。


 「ついて行く方と、連れて行く方、どっちが好きだった(やりやすかった)?」って聞くこともあるんですが、それは自分の傾向を知るため。

今回、聞こうと思ってて聞き損ねました…

先生、ありがとうございました。皆さんの心の底からの笑顔が印象に残りますね。

お疲れ様でした!