ゆるまりカフェ第14稿

ゆるまりカフェ

保護者たちのお部屋⑭

 本日のメニュー たまには…「ガラガラ閉店の日」

 部屋は真っ暗なまま、カーテンすら開けません。

1日中、パジャマで着替えもしません。 

夫にも「きょうは無理」と宣言をして、部屋に閉じこもります。

お供は泣ける音楽だったり、絶望を描いたような映画だったり…。

手近なところにポテチを置いて、ひたすら食っちゃ寝、泣いて寝です。

これが、たまにある「ちかよのガラガラ閉店の日」の様子でーす(笑)。

 「普段から想像できない」という声が聞こえました(空耳かしらん?)

ありがとうございます!! 

いつも元気印だからそう思ってくださるのかも。

でもね、落ち込むことも、へこむことも、やる気がプツッと切れてしまうこともあります。

そのときはもう「頑張る」を潔く1回手放して、「ガラガラ閉店の日」にします。

 

もちろん、お相手の予定を狂わせてしまうことや、プロジェクトが一時ストップすることがあります(この場を借りておわびします、泣)。

なるべく影響が少ない日を「閉店日」に選ぶのですが、心がパンクしそうなときは例外。

自分の心身の「声」を大事にして、あえて止まる、休むを選びます。「やらなければならない」から自分を解放してあげると言ったら、良く言い過ぎかしら??

 

悲劇のヒロインみたいにわんわん泣いて、嫌な気持ちやストレスを声に出して吐き出して、ただただネガティブにどっぷりはまります。

 

だいたいは夕方か夜までひたすらダラダラ、ぐーたらしていると、ふと「闇」が抜けてくる感覚が訪れます。「なーに、こんなに悩んで」と自分で突っ込むところから始まり、「泣いても変わらないよ、よう頑張っとる」「できることからやればいいったい」と〝ポジティブちかよ〟が顔を覗かせるのです。 

そこからは早いっ!!

「こんなに寝た、休んだから、また頑張ろっ」と不思議とパワーが湧いてくるのです。

 

真面目で一生懸命なみなさんは、こんな風に「閉店日」を設けられないかもしれません。

ご家族のためにも、今後の自分自身のためにも、綱渡りの日々の合間に休息していいと思うの。

私は何を隠そう、苦しい時期こそ「閉店日」を頭の片隅に置いて、乗り切ることが多いですよ。

1日は難しくても、半日でも数時間でも思い切ってネガティブにだらだらと過ごすことが、思わぬ転換になってくれます♬

 

子どもたちのお部屋⑭

本日のメニュー 奮闘記第2話 完全オ・リ・ジ・ナ・ルへ

 

ミュージカル俳優の原田優一先生を特別講師に招き、新たな旅に出たミュージカルクラスの生徒ちゃんたち。

 

原田先生が5年ほど前から月1回長崎まで指導に来てくださって「ウハウハ~♡」って思っていたら、世の中は思ってもいない方向へ…。

そう、新型コロナウイルスの登場です(オーマイガー)。

 

ミュージカルなど舞台芸術は「不要不急」(ふようふきゅう)、「いま必要ないよね」と社会で言われ、とても苦しかったです。

大好きなものをダメと判断される、歌も踊りもノーの世界。自分たちの力ではどうしようもない問題に、夢が遠のくようでした。

あそこで歩みをとめていたら、今はなかったかも。

大変なときこそ、「いまできることをやろう」と生徒ちゃんたちと確認し、はげまし合いました。

歌やダンスを習ってきた子は少ないので、マスクを着けながら基本練習に時間をかけました。

 

長引くコロナの世界。待つだけはもったいない!! 

原田先生の「光」と「力」を生かして、これまでの公演ではやったことがない〝完全オリジナル〟ミュージカルをやろうと作戦を練りました。

脚本も音楽も一からプロの人に創ってもらい、原田先生が演出を手がけるというぜいたくさ。

ワクワク、ドキドキ♡ 「夢」を自分たちで認識して、突き進むためのエネルギーをチャージしていきました。

 

生徒ちゃんたちの性格はバラバラ、悩みも違うキャラクターの濃い子たちです。

そのキャラを生かし、演じることで自分を見つめ直せる脚本にお願いしました。

例えば、Kちゃん(4月の1回目に紹介)は高校に行けずに苦しんでいたのに、周りになかなか甘えられないしっかり者。

だからこそ甘えん坊の「アマエ」という役にして、苦手な甘えるセリフをたっぷり用意しました。

Kちゃんは演技を通して、少しずつ自分も甘えていいと思えるようになり、「楽になった」と変わっていきました。

 

ほかの生徒ちゃんたちも、すごい勢いで成長したの。

一人一人の思いを大事にする原田先生の指導マジックもあり、みんな自分の殻(から)を打ちやぶって取り組むことで、より個性あふれる、私たちにしか生み出せない「見習いウィッチと鏡の魔女」に仕上がりました。

2年前の秋に初めて上演することができ、涙、涙、涙~♬ 「夢はかなえられる」。

生徒ちゃんも講師陣も、心に大きな花を咲かすことができた体験となりました。

ホッとしたら次なる試練が来たのだけど…。

to be continued

⭐️原田優一先生が子どもたちと一緒に創り上げたオリジナル作品、見習いウィッチと鏡の魔女!いよいよ12/1にブリックホールにて開催されます!みなさんお楽しみに!

オリジナルミュージカル「見習いウィッチと鏡の魔女」完結編