ゆるまりカフェ
大人もこどももホッとくつろげる心に優しいコラムをNPO法人プラスドリーム理事長の久保田千加代がお届けします。
ゆるまりカフェ第10稿
保護者たちのお部屋⑩本日のメニュー 「今が一番若い」40歳の私を見つめて7月に続いて「発掘シリーズ」という訳で、見つけちゃいました。自宅で私の40歳の時の写真がごっそり出てきたのです。キャー!!若いっ。結構イケてるじゃない、なんちゃって(うふふ♡)。 同時に、あれ?って気付いたのです。40歳はこんなにも若いのに、当時の私はそう思えなかった。前年に娘ちゃんを出産し、むくむくと体は成長。「ああ~太った。40歳はオバサン」と思い込んでいた。 今考えれば、なんてもったいない!! どこでもドアがあるなら、飛んで行って「十分若いよ」って言ってあげたい。還暦も過ぎて、やっと心から思えるようになったのかもしれませんね。&nbs…
ゆるまりカフェ第9稿
保護者たちのお部屋⑨本日のメニュー 「言霊」さんを強い味方にかわいい生徒ちゃんたちと長年、言葉のキャッチボールをしてきた経験からきょうは「言霊」を語ってみたいと思います。敬愛を込めて、「言霊さん」と呼びますね。辞書的には、「言葉に宿っている不思議な霊威」を指すようですけど、私は「言葉の魔力」「言葉が持つ魔法」みたいな感覚で捉えています。 ここからは例え話でシンキングタイムー♪ お子さんがお友だちの誕生日会に呼ばれ、ケーキを箱に入れて運ぶことになりました。箱を片手でかばんを持つように提げ、自宅を出るところです。ここでどういう言葉をかけて送り出しますか? 1 「そんな持ち方だったら落としちゃうよ、気を付けて」2 「箱を両手で持って平らに…
ゆるまりカフェ第8稿
保護者たちのお部屋⑧本日のメニュー 親子交換日記のススメこの前、我が家で「発掘」しました!! キティーちゃんが表紙に描かれた赤い手帳を。ページを開くと、左側に私の見慣れた字。右側は娘が必死に書いた愛らしい字。所々読めないほど幼い字で、まだ幼稚園の頃だったかなぁ~(遠い目)。手帳は娘との交換日記だったのです。ピアノ講師を始めて昼も夜も時間があまり取れなくなり、コミュニケーションのために始めました。 改めて眺めてみて、思ったんです。この手触り感、手書きだからこそ伝わる温もり、字からにじみ出る娘の成長。すごくいいなぁって。なんでもスマホで済む時代だからこそ、かもしれませんけどね。 特に思春期のお子さんとの向き合い方…
ゆるまりカフェ第7稿
保護者たちのお部屋⑦本日のメニュー 悩みに「答え」を用意するのは・・・ 人間って不思議ですよね。悩みを打ち明けられたら、ついつい答えを言ってあげたくなります。励ましたくなる。わかります、その気持ち。相手が自分の子どもだったら、なおさらですよね。この子の気が晴れるなら、と。 「子どもの悩みにどう答えたらいいですか?」。 お母さん、お父さんから聞かれる質問ナンバーワンはこれなんです。今日は、答えてあげたいところをぐっとこらえてみませんか?という提案です。5月に紹介した通り、悩むのは子どもにとって「成長」のチャンス!! だからこそ、保護者の側が答えをすぐに用意するのではなく、自分で答えを出すのを待ってあげ…
ゆるまりカフェ第6稿
保護者たちのお部屋⑥本日のメニュー 「○○らしく」は「私(自分)らしく」な~んかモヤモヤするのは私だけかしら?? 「○○らしく」の「らしく」ってなん??と言いたくなるの。 「子どもらしく」や「女性らしく」…。極めつけは「妻(嫁)らしく」。 言われたら、一番嫌かも(笑)。 ここだけの話ですよ、昔は結構言われましたね。 「言葉」は時に怖いなって。「らしく」って付けた途端、その言葉を向けられた側は、呪縛みたいな見えない「枠」に捕らわれてしまうから。その固定概念に、はみ出ないように、はみ出さないように。自分を押し殺して取りあえず目立たないようにする、なんてことがあるのでは、と。信じられないかもしれないですが、実は昔の私もそんなと…
ゆるまりカフェ第5稿
保護者たちのお部屋⑤ 本日のメニュー 小さな小さな幸せみっけ!今日は再現度超高めで、私のある夜の様子をご紹介しますね。しばし、お付き合いを~(笑)。どの入浴剤にしようかなぁ~♬ 乳白色になるこの子にしよう♫ 勢いよく浴槽に投入して、私もざぶーんっ!! ああ~気持ちいい♨ ふぅぅサイコー。さ、ら、に。湯船の中でアイスを。papico(パピコ)をチューチューして、あああ~おいしぃ~♨ 今日はすごく忙しくて、ままならないことも多かったけど頑張ってやり終えたんだから。自分にご褒美をあげなきゃね♡ お風呂の中でアイスを食べるのは行儀悪いですって? 聞こえない、聞こえない~(笑) 「いつも元気ですよね」「パワフルですね」と…
ゆるまりカフェ第4稿
保護者たちのお部屋④本日のメニュー 悩みは「成長」のステップ人生は「壁」だらけって思いません?? 私だって、ほぼ毎日いろいろな壁にぶつかっています。「イタタタタッ」(リアルな壁ではないので負傷はなし、ご心配なきようにw)、へこむことも日常茶飯事。子どもだって勉強や進学、クラブ活動、お友だちのことなどいろいろ「壁」が待ち構えています。保護者の方々から「この子が××××の悩みを持っています。どうしたらいいですか」とよく聞かれます。1分でも1秒でも早く悩みを取り除いてあげたい、という親心が垣間見えます。つらそうなわが子を見るのがきつい、心配という気持ちはよくわかりますが。 ちょっと待った~!!! 「大丈夫!!悩むのは成長のステッ…
ゆるまりカフェ第3稿
保護者たちのお部屋③本日のメニュー 最近好きな言葉は○○○○新緑がまぶしい心地よい季節、全身にさわやかな風をまといたいですね♪ 今日は心にスーッと風を吹かせてくれた、言葉との出会いをみなさんにシェアしたいなぁって。 「これって、私のわがままかしら?」。ミュージカルづくりをしていた時、「こうしたい、ああしたい」「でも、どこまで突き詰めるべきか」と悶々としていた私。ミュージカルクラスの特別講師原田優一先生に冒頭のように聞いたことがあったのです。先生の答えは「それって、千加代さんのこだわりだからやった方がいい」とすごくシンプルなもの。「こだわり」の4文字が、ぐぅぅぅって心に染み込んできたの!!まるっと受け止めてもらえた安心感とともに、「…
ゆるまりカフェ第2稿
保護者たちのお部屋②本日のメニュー 「褒めて育てる」は間違い!? よく耳にされると思います、このフレーズ。「子どもは褒めて育てよう」や「褒めて伸びる」。否定するわけじゃありませんよ。昭和の子育てや教育現場では、スパルタもありましたし、「強く育て!」みたいな風潮が多かったですね。子どもは息苦しかったに違いありません。それよりもまず「褒める」というところからスタートする、これは有効なことが多いのは事実なのですが…。 ある子との出会いが「褒める」の意味を考えさせてくれました。 何人かの子で工作をしたときのこと。 ほかの子はさくさく作り上げたけど、その子の手はなかなか進みません。最後の最後、ようやく出来上がったのが塔でした。しげし…
ゆるまりカフェ第1稿
保護者たちのお部屋① 本日のメニュー 「完璧主義のコート」を脱いで 春ですね、冬に活躍した分厚いコートはさよなら。この時季の軽やかで暖かい空気を全身で感じましょう♪入学、進学、進級…。春は子どもたちが新しいステップへと階段を上ります。保護者のみなさんもそれに応じて新しい役目や向き合い方に直面されるかもしれません。ぜひ、春風に心も乗せて、少し気楽にゆるっと考えてみませんか。 少し私の話を。一人娘を授かってからこれまで、数々の失敗をしてきました。ここに書き出したらきりがないのでやめますけど(笑)、決して完璧な母親ではありませんよ。気を付けていたのは、失敗の後です。 「ごめんね」と素直に謝り、「お母さん次は頑張るから」とか「こうやり直すか…