ゆるまりカフェ第33稿

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保護者たちのお部屋33 

本日のメニュー 小さな世界に宿る愛

少しずつ秋が深まってきましたね。

華やかな夏にバイバイして、ちょっぴりセンチメンタルな気分になる頃です。と言うのも、ちかよ自身大きなイベントを終えて、あれこれ思いを巡らせました。

今月のテーマはずばり「愛」♡

 

ぽっかりと空いた秋の一日。

思い立って、人生で初めて足にマニュキアを塗るペディキュアをしました。

ピアノが弾けるからって、ちかよは器用だとみなさん思っていません? ブッブー!!(笑) 

結構不器用さんなので、専門のサロンでネイリストさんにお任せしました。

 

「一度もケアをしていない足を人様に見せるなんて」と心の中で、申し訳なく思いつつ、言われるがまま足を差し出します。

フットバス→角質ケア→甘皮ケア→カラーと丁寧に施術してくれました。

きれいとは言えない足を、まるで生まれたてのヒヨコ(ピヨピヨ♬)を扱うかのように慈しむその手遣い―。

恥ずかしさは一瞬で消え、感じたことのない心地良さ、解放感に満たされます。何だろうこの感覚。髪の毛のカットや体のマッサージとも違う…。

 

ネイリストさんが施術中、足はいかにおろそかにされているかを話してくれました。

顔から最も遠い部位、しかも足の爪はごく小さなパーツ。普段、なかなか手が行き届きませんよね。そう爪を切るぐらい。中には、硬くなった角質を自己流で無理に削り、ケガをする人もいるそう…。

いつも踏ん張ってくれている大事な足なのにね。

ちかよも「見過ごしている」ことにハッとしました。スルーしている「自分」に改めて気持ちを向けることが、最上のリラックスにつながったんだ~♡

 

おしゃべりしている合間に、足の爪は大好きな赤色に染められました。

小さい爪なのに、鮮やかで強い輝きを放ちます。

「かまってくれてありがとう♡」とささやいているよう。「こちらこそ、いつもほったらかしにしてごめんね。きれいになって気持ちいいね」と会話しました(あはは~♪)

 

その日の夜。

湯船につかりまた赤い爪を見つめました。

浮かんできたのは「自己愛」という言葉。保護者の方とお話していても、「子どもの自己愛をどう育てるか」「保護者の方自身の自己愛を高めるか」が悩みの奥底にあると感じることがあります。

 

「自分を愛して」って言葉にしても、なかなかピンと来ませんよね。頑張り過ぎている人こそ、普段スルーしているパーツ、部位のケアを5分でもやってみるのはどうでしょう?

プロの手を借りて「楽する」のも大賛成♪

秋の夜長、自分にかまって「小さな世界(自分)」を慈しむことが、「自己愛」の近道かもしれません。

 

 

子どもたちのお部屋33 

本日のメニュー 「失敗」は人生の味付け

 「人間は失敗からしか学ぶことはできない」―。

ミュージカルクラスの特別講師原田優一先生にこないだ会ったとき、「失敗」の大事さを話されていました。

ミュージカルで第一線を走り続ける先生は多くの経験の中で、「いい失敗」をたくさんして生かしてきたからこそ、輝(かがや)く今があると思うの。

 

プラスドリームではずっと「愛ある失敗のススメ」という考え方を大事にしてきたので、すごく響きあったわ♬

 

ひょっとしたら、みんなの中には「失敗したらもう終(お)わり」「失敗すると怒(おこ)られる」と思っている人が多いんじゃないかなぁ? 

学校などで「失敗するな」と言われることもあるだろうから、その気持ちもよくわかるよ。

失敗しちゃうと、自分がまず落ち込むし、立ち直るのも難(むずか)しいもん。

1回の出来事(できごと)だけをみれば、失敗より成功が喜ばしいけど、なが~い人生を考えるとね、ちょっと違(ちが)うよというお話をします。

 

ミュージカルクラスを例に考えてみよう♪

オーディションでは必ず「受かる」「受からない」という結果が発生します。

舞台の演目では「配役」(はいやく)が付きものだから、主役の子もいれば、脇役の子、セリフがあまりない子もいます。

講師たちは、その子の実力とともに、役に向いているかどうか、役を通じて何を感じてほしいかもとても大切して、慎重(しんちょう)に決めています。

 

主役を希望している子が、もし脇役の一つになったら、「失敗」ととらえるかもしれないね。

ここからが大事よ~♪ 

原田先生の言葉のように、「失敗から学ぶこと」ができるか、どうかー。

主役になれなかった「理由はなんだろう」「割り当てられた役が向いているとはどういうことだろう」と、どんどん「ひとり会議」を深めていけたら、次への「ヒント」や「成長」につながるの。くやしい気持ちもふくめて、きちんと自分で消化できた子は、驚くぐらい上手になり、人間的にもたくましくなります!!

 

もしね、主役をゲットできたら、「やった~良かった」「頑張ったもん」で終わるかもしれない。一見マイナスに感じる「失敗」だけど、実はずっとずっと自分で考える力を強くして、人生にとってはプラスだと思うよ☆

 

何事にも思い通りにならない現実があります。

プロ野球選手だって、すごい打者でも打率(だりつ)3割っていうじゃない?! 7割は「打てていない」つまり「失敗」ということ。みんなも「失敗していいんだ」とちょっとリラックスするぐらいでOK。

「失敗は成功のもと」。このおまじないをいつも心に持ってね♡