ゆるまりカフェ第21稿

保護者たちのお部屋21
本日のメニュー フォーエバーヤング(前編)
少しずつ陽光が柔らかくなり、冬場に凝り固まった心身に染み込んでいくようです。
ぐーんと背伸びをして、温くまろやかな空気をいっぱい吸い込みたい!!
花々が芽吹き、街にも、そして心にも彩りがあるって素晴らしいなぁ~と思う今日のこの頃。(花粉症の方はとっても大変。私も顔のかゆかゆと闘っています)
ピアノ教室に最近、華やいだ空気をもたらしてくれる方がいます!

チャーミングな新人生徒やんぐちゃんは、81歳の女性。
幼稚園教諭をして、長年子どもを相手にしてきた私にとって、未知の領域です(笑)。
当初は「どういう風にわかりやすく伝えて差し上げたらいいか」とちょっぴり頭によぎったのですが…。ふたを開けてみれば、毎回爆笑のレッスンタイム♬
やんぐちゃんは一度もピアノを習ったことがありません。
音符の読み方、指の使い方、鍵盤の仕組み…一つ一つやっています。

例えば、「ド」という音を鳴らすことも、どれぐらいの強さで指を鍵盤に当てるのか、押し込むのか、で全く変わります。
奏でる音を聞き、「次はこうやってみよう」と考え、指への力加減を調整して違った音色を紡ぎ出す。
究極の「脳トレ」と言えるほどに、とーっても奥深いの♬
ある日のレッスンは、「ド」「レ」と続けて音を鳴らす練習です。
まず私が「ド」「レ」を人さし指と中指で交互に音を出します。
「先生はすぐできるんですね~」
「先生若いから~」と言うやんぐちゃんも挑戦!

「ド」と「レ」とぎこちないながらも少しずつ音を続けて出せるようになります。
次第にご自身で工夫して、「ド」と「レ」の音の響き方を同じぐらいに調整するまで至ったのです。
すごか~♡
「今確実に若返っていますよ!!」と声を掛けると、「やだ~先生~♡」と全力で照れる(笑)。
はにかんだ顔は少女のようで、愛らしさ満点です。

振り返れば、新婚時代は料理の支度で何品も同時並行にできなかったけど、大ベテランの今なら3、4品も何てことない。
ピアノもほかの物事も一緒、必ず慣れる!!
2人で「ピアノの世界では新婚」を〝合言葉〟に、ピアノと戯れています。
81歳のやんぐちゃんと、還暦を過ぎた私。
目が見えにくくなったり、手の動きが鈍くなったりとできないことが増えるのを受け止めつつ、心の持ちよう、向き合い方で充実した時間が過ごせる幸せをかみしめていまーす。
子どもたちの部屋21
本日メニュー ひとこと付け足してみたら
「お母さんとケンカしました」―。

生徒ちゃんたちと日々お話していると、イライラ、モヤモヤが止まらないモードでぐちをはきだしてくれることがあります。
そんな日もあるよね~わかるの。
保護者だけじゃなく、お友だちや恋人とのぶつかりもあるだろうし、学校など家以外の大人相手にも「わかってくれない」と不満に思うこともあるよね。

今回は、なるべくイライラせずに、自分の思いをうまく伝える会話を考えてみまーす!
お母さんとケンカしたある生徒ちゃんの例をひもとくと、「すれ違い」が原因にあるように思いました。
生徒ちゃんはある出来事について、お母さんにお話しました。
耳を傾けたお母さんは悩みを相談されたと思ったのか、「気にしなければいい」という風に答えました。
生徒ちゃんは「ただ聞いてほしいだけだったのに…」と反発してしまい、ちょっとした口論に発展したというわけ。
これ、どこのおうちでも「あるある」なんじゃないかなぁって思います。
ここで「すれ違い」を防ぐ提案です!!
自分はどうしてほしいかを具体的に口に出して、話し始めるのはどうかな?

生徒ちゃんがお母さんに話しかけるところから、再現してみます。
ヨーイアクション♪
じっさいのパターン①「ママ、今日さ、こういうことがあって~こう思うんだけど…」。

提案のパターン②「ママ、ちょっと聞いてほしいだけなんだけど、今日さ、こういうことがあって~」。
違いがはっきりわかるよね?!
パターン②では「聞いてほしいだけ」と伝え、悩み相談じゃないんだよーと明確だよね。
これなら、お母さんも聞くことに専念すればいいとわかるし、答えを伝えなかったと思うの。
学校など外の大人相手でも、同じように使えるよ。
「少し聞いてほしいだけなんですけど」「○○(具体的に)をお願いしたいんですけど」と言いそえるだけで、伝わり方がガラっと変わるかなぁって。
ケンカが「絶対ダメ」と言っているわけではないの。
自分の思いをため込みすぎず、時にはしっかりぶつかることも大切だよ。
だけど、小さなことで毎日のように言い争いをしていると、すごく疲れるし、仲直りも大変(汗)。
「すれ違い」「行き違い」を減らすだけで、気持ちよく過ごせる時間が増えるよ♪
最近、コミュニケーションがうまくいかないと悩んでいるなら、「ひとこと付け足し運動」を試してみてね。


