ゆるまりカフェ第8稿

保護者たちのお部屋⑧
本日のメニュー 親子交換日記のススメ

この前、我が家で「発掘」しました!!
キティーちゃんが表紙に描かれた赤い手帳を。
ページを開くと、左側に私の見慣れた字。
右側は娘が必死に書いた愛らしい字。
所々読めないほど幼い字で、まだ幼稚園の頃だったかなぁ~(遠い目)。
手帳は娘との交換日記だったのです。
ピアノ講師を始めて昼も夜も時間があまり取れなくなり、コミュニケーションのために始めました。

改めて眺めてみて、思ったんです。この手触り感、手書きだからこそ伝わる温もり、字からにじみ出る娘の成長。
すごくいいなぁって。
なんでもスマホで済む時代だからこそ、かもしれませんけどね。
特に思春期のお子さんとの向き合い方に頭を抱える親御さんに、「交換日記をやってみたらいかがですか?」とおすすめすることがあります。
顔を突き合わせれば、「ついつい怒ってしまう」「厳しくしてしまう」。
そう、しつけもしないといけないからですね。
親としての役割を果たそうとみなさん頑張っている。
よくわかるので「口では厳しくてもいいんですよ」とお伝えして、「日記の中で、優しい言葉をかけてあげたらいいですね」と提案します。
親子げんかをしたときにも使えますよ。
親だって人間だもの。
感情が爆発するとき、抑えられないときもありますよ。
「つい言い過ぎた」とか「あの一言は余計だったかも」と悔いた経験は私にもあります(涙☂)。
なかなか素直に謝ることができない、そんなときには日記の中ですこ~し冷静になって「ごめんね」と伝えればOK。
大人の度量の広さを見せて、先に折れることをおすすめしますよ。人生の大先輩としてね。

構えなくて大丈夫ですよ。
付箋でもメモ帳でも充分です。
最近はかわいい付箋もたくさん売っていますしね。
たった一言でいいの、「部活頑張ってね!」とか「昨日も遅くまで勉強していたね」とちょっと手書きするだけで、こちらの気持ちは必ず伝わると思います。
つ・い・で・に。普段頑張っている自分にも「今日もよくやった♡」「乗り切った、偉い♬」と書いてあげて、労ってあげるなんていうのも最高じゃないかしら。

子どもたちのお部屋⑧
本日のメニュー「失敗」は財産、学びだらけ
あつい、あつい!!
夏休みをどう過ごしていますか?
宿題や部活など大変なことも多いけど、いろんなことに挑戦する「夏」にしてほしいなって思います。
なかなかふみだせないおともだちには、前回の続き「失敗」をテーマに私のやらかした過去を聞いてもらいたいの。

「先生もそんなことあったんだ」と思ってもらえたら。
若いころ、夫の友人の結婚式でピアノの伴奏をしました。
進行が予想していたものと違い緊張がマックスに達したときに、順番が回ってきて。
心臓バクバク。
冒頭で豪快なミスタッチをしてしまいました(ちーん)。
これまで一度もなかったのに。
終了後、いろいろな方が「大丈夫よ」と声をかけてくれたけれど、全然耳に入らなかった。
「穴があったら入りたい」。そればっかり。自分で自分が許せずにいました。

こんな私が、多くの生徒ちゃんたちにピアノを教える先生を続けられています。
音楽大学を卒業したわけでもないし、世の中にたくさんいるピアノの先生の中で何がすぐれているのか、自分なりに考えました。
強みになっているのは、大失敗した経験から弾けない子の気持ちが良くわかるということです。

発表会のときに緊張しすぎて泣き出してしまう子には「わかる、わかる」という思いで接しました。
「会場の人は全員味方」「大間違いしても誰も責めない」と伝えて「1回だけ弾いたら終わりだよ~」と軽やかに送り出します。
そしたら、うまくできた!!(♬拍手♬)
同じようなことはほかにもあって、私の苦い経験が、サポートする側になってとても役立つことを知りました。
ピアノ講師としての存在意義みたいなものも少しずつ見えてきたの。
今思えば、失敗した当時は気にしすぎていたのよね。
ミスタッチぐらい致命的でもない。
「ごめんね~」って笑えればよかった。そこに気付けたのも、生徒ちゃんたちとの触れ合いがあったからこそです。失敗は、すごい財産。いろいろなことを学ばせてもらいました。だから、全然むだじゃなかったと感じています。
長い夏休み。
将来のことを考えることもあると思うの。
どんな仕事をしたいかな、何になりたいかなー。私のように、ピアノ講師といっても色んな先生像、タイプ、やり方があると知ってもらえたらうれしいな。
夢や目標が浮かんだときに「できない」と決めつけずに、やってみようの「夏」、一歩をふみだす「夏」にしていきましょう!!



