ゆるまりカフェ第9稿

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保護者たちのお部屋⑨

本日のメニュー 「言霊」さんを強い味方に

かわいい生徒ちゃんたちと長年、言葉のキャッチボールをしてきた経験からきょうは「言霊」を語ってみたいと思います。

敬愛を込めて、「言霊さん」と呼びますね。

辞書的には、「言葉に宿っている不思議な霊威」を指すようですけど、私は「言葉の魔力」「言葉が持つ魔法」みたいな感覚で捉えています。

 

ここからは例え話でシンキングタイムー♪ 

お子さんがお友だちの誕生日会に呼ばれ、ケーキを箱に入れて運ぶことになりました。箱を片手でかばんを持つように提げ、自宅を出るところです。

ここでどういう言葉をかけて送り出しますか?

 

1 「そんな持ち方だったら落としちゃうよ、気を付けて」

2 「箱を両手で持って平らにするといいね。無事届けられるように頑張って」

 

ちょっと極端な例かもしれませんけど(苦笑)、

子どもがのびのびとできるのは断然②ですよね。

①は「失敗ことば」と私が名付けている言い方で、できないことや心配を前提に発言しているため、子どもの側に「落としたらどうしよう」という恐れがすり込まれ、萎縮してしまうことがあるかなぁーと思います。

 

先月「子どもたちのお部屋」で取り上げたピアノの発表会に出る子どもへの声かけでも全く同じです。

「会場の人は全員味方」「1回だけ弾いておいで」とかる~く伝え、敢えて「失敗してもいい」と心の負担を軽くするような言葉を選んでいるのがミ・ソ。

 

「言霊さん」が不思議だと思うのは、大人の側がマイナスの言葉を使ってしまうと、子どもも知らないうちに影響されてしまうということ。

逆もそう。

ポイントはあくまで前向き、ネガティブからポジティブな「変換」を意識して、私=大人の側は「味方」なんだよと寄り添う雰囲気を大切にしているところです。

 

やっと夏休みも後半に。

普段以上にお子さんとの触れ合い、声かけが多くてクタクタでしょう。

ついつい怒ってしまうこと、言い方がきつくなってしまうこともありますよね。

全部「前向きに」なんて難しい。

時々でも「言霊さん」を思い浮かべ、「ここは言霊さんの力を借りて背中を押してあげてよう」と言葉選びを楽しんでみる、くらいの感覚でお気楽に~♬

子どもたちのお部屋⑨ 

本日のメニュー 「挑戦」は小さきものも尊い

花の都・パリで行われていたオリンピック。

どの競技・選手のプレーに感動したかなぁ?? 

選手たちの超人的な技やスピードは、同じ人間かしら思うほどすごいよね

メダルの有無にかかわらず、努力の末に生み出された結果は尊くその姿は美しいなぁと改めて感じました。

 

夏休みも後半戦に突入です

前回のコラムで書いた「一歩」はふみ出せたかな

残りの夏休みを過ごすうえで、

きょうは昔の娘ちゃん(夢加)話をさせてほしいの

私自身も娘ちゃんの向き合い方から学ばせてもらった印象深い出来事だったからシェアさせてね。

中学で卓球部に所属していた娘ちゃん。

卓球そのものは全然強くない、むしろ一番弱かったそう。

なのに、2年の後半には、ガッツと私と同じく声の大きさで?!(w部長に任命されたのです。 

1年先輩の部長は卓球も強くて、かっこいい理想的な人だったそうで、娘ちゃんは深く悩みました。 

「なんで自分が?」と言って、抜け出したいとまで思い詰めていました。

 

もちろん逃げ出してもいいの。

でも、娘ちゃんなりに向き合うことは今後の人生のプラスになると思って私は言いました。

「ゆめちゃんは何ができるの?」って

娘ちゃんは「後片付け」と「応援」と答えました。

「じゃあ後片付けと応援が一番すぐれた部長になったら?」とはげましました。

 

娘ちゃんは誰よりも一生けんめい球拾いをして、人一倍大きな声で仲間のかつやくを後押し

ある日、娘ちゃんがインフルエンザで休んだときの試合チームは負けたそう…。

部員から「ゆめちゃんがいなかったから勝てなかった」と言われるほど、応援力になっていたのです。

卒部するまで「弱い部長」のかっとうや苦しさはあったと思うの。

それでも弱音をはかずやりきった娘ちゃんはオリンピック選手並みに「すばらしい」と今でも言ってあげたい!!

 

みんなにもぜひ覚えていてほしい。

 

勉強も部活も、これからの人生も、順位や成績が全てではない

小さなことにも自分なりに挑戦する、役割を果たす意義はとっても大きい。

大丈夫!!その努力や流した汗を見てくれている人は必ずいるからね。「夏」を最後まで楽しんで