ゆるまりカフェ第32稿

保護者たちのお部屋32
本日のメニュー 山あり谷ありクボタホール誕生秘話(後編)
子どもが欲しいけど授からないちかよが、次の夢として心をときめかせた【クボタホール】の建設計画!!
夫婦の人生の相棒であり、子どもであり、そんな存在になればなぁと願いました。
今でこそ、「ホール」ですけど(ww)、当時はサロン(応接間)でゆったり音楽が奏でられたら素敵ぐらいの感覚だったの。
建設までどう進めていくか、ここからが大変!!
ホールのコンセプトや仕様をどうするか。経験ゼロだし、あまりイメージが湧きません。
知り合いのピアニストに相談しました。「サロンで音楽を聴くみたいにハコ(箱)を作りたい」。「えーいいわね~♪演奏に行くわよ」と即答で提案まで返ってきました。
プロも演奏できる環境に何が必要かと聞くと、舞台袖があり、ライトがあり、音響が…と出るわ、出るわ(あはは~♪)。
施工してくれるハウスメーカーの研究所(大阪)を見学して、具体像を固めていきます。
「オペラを歌いたい」という夫は、天井高は5㍍欲しいと言い出すし(笑)。
今風に言うなら、どんどんガチのホールの構想に育ちます。
元々クラシック好きの夫婦なので、コンセプトはあくまでコンサートホール。
音楽のための空間にこだわり、細部まで詰めました。次々に考えることが出てきて、追われるけど楽しい♬
ワクワクとトキメキで心も体もいっぱいになるなんて、不妊治療に苦しんでいたときを思えば嘘のようでした。
ちかよが特にこだわったのは「椅子」。
家具に囲まれて優雅でありながら落ち着く空間の実現に大きな役割を果たすので、雰囲気が出る「木の椅子」を主張しました。対して、夫は費用のこともあり「パイプ椅子」でいい、と。
決め手は先ほどのピアニストの一言でした。
「パイプ椅子は観客が動くたびにギィーと音が鳴り、演奏どころじゃない」。せっかく音楽のためのホールだからと、最後は夫が折れて今ある木の椅子に軍配が上がりました(拍手)。
ちかよ、勝った~!!(笑)。
こだわりが強すぎて、設計だけで1年をかけた【クボタホール】。
母体で十月十日育むレベルで、月日も情熱も費やしました。前向きに生きたこの時間が癒しとなり、喪失感も埋めてくれました。自分で向き合った結果の〝諦め〟や〝手放し〟の先には「大きなギフトが待っている」。
心からそう思います。
人生って何があるか、本当にわからない。
2000年1月に【クボタホール】が完成し、翌年には待ちに待った娘ちゃんが誕生したんですから♡
ホールの紹介でよく申し上げる言葉があります。「ホールは私の第1子で夢が叶うと書いて、夢叶(ゆめか)。第2子(娘ちゃん)は夢が加わると書いて、夢加(ゆめか)」。

2人の愛しい子が、ちかよの人生をぐっと鮮やかに彩り、豊かにしてくれました。
「25年」もの間、夢叶ちゃんと時を刻むことができ、幸せだなと実感します。【クボタホール】で唯一無二の音楽を奏でてくれたアーティストたちが、音楽の魂を吹き込み、世界にここだけの個性あるホールに育ちました。
決してアクセスの良くない場所まで足を運んでくださった観客の方々が、音と空間を味わい、楽しんでくださったからこそ、夢叶ちゃんは大きくなりました。関わってくださった全ての皆さまに感謝を申し上げます。
まだまだ、これからも、どこまでもー。
皆さまに楽しい夢の続きをお届けできるように。
ちかよは、夢叶ちゃんとともに頑張ります♪
子どもたちのお部屋32
本日のメニュー 「ロック方式? クラシック方式?」
タイトルを見て「何のこと?」と思ったお友だちも多いはず(笑)。
今日は変化球の回にしたいと思います。

あるアーティストのお話がとてもおもしろくって、構想しました。お友だちのみんながどういう風に練習に取り組むか?という本質が詰まっていますよ~。苦手を克服するきっかけになるかも。
スポーツでも、ピアノでも、歌でも、書道でも、最初からうまくできることはないよね。

基礎を少しずつ積み重ねて、速くなったり、難しいことができたりします。
あるバイオリニストは、コンサートのときにこんなお話をしました。「僕はクラシック出身だから、できない所はそこだけ徹底して練習する。なのに、ロックの人たちは全体の通し練習をひたすらする。なんだこの人たちはって思った」とおもしろおかしく語り、クラシックとロックの違いを明かしていたの。
共演したロック歌手は「だってロックだから」と笑って返答しました。

「理由がロックって」とツッコミながら、私も爆笑(あはは~♪)。
ピアノ教室では、生徒ちゃんたちに「できないところ、苦手なところをしっかり練習しよう」と言い続けてきました。
その方が効率的にうまくなると考えていたからです。
ちょっと待って?! 曲を通しで練習するのが「間違い」と言えるのか?と考えました。
答えは「NO」だよね。
少し苦手や下手なところはあっても、全体のクオリティーが上がるのはロック方式かもしれないもんね。
小さな発見をした気持ち♪

自分の思い込みや思い癖に気付くきっかけにもなりましたとさ。


