ゆるまりカフェ第26稿
保護者たちのお部屋26
本日メニュー 時間のふしぎ
この春、「出生期心理アドバイザー」という民間資格を取りました。
久しぶりに何時間も勉強して、頭から湯気が上りました(♨♨♨←笑)。
子どもたちは毎日勉強して、本当にえらいと感心したものです。
話を戻しますね。
「出生期心理」って聞き慣れないですよね。私もよく舌を噛みそうになります(ww)。心理学をベースにしたもので、胎児、分娩、新生児の時期の母親と赤ちゃんの心の発達について学ぶのです。その知識を生かし、母子などが幸福感をどうしたら得られるかをひもとくアドバイザーというわけです。
幼稚園教諭として働いていたのはとうの昔だし、日々生徒ちゃんたちと関わらせてもらう中で、自分を下支えする知識をアップデートしたくなったのです。
学ぶ過程で、面白い発見があったのでシェアさせてください。
子どもと大人の「時間の感じ方の違い」についてです。
簡単に言うと、子どもの感じ方は年齢やその子にもよりますが、おおよそ大人の5~10倍と言われています。
例えば、子どもが忙しい時間帯に「ママ~ちょっと聞いて」と言うこと、よくありますよね。ママは「今、忙しいから」と伝え、5分後に子どものもとに行くとします。
ママ心理では「5分ぐらいだから」と気にしない程度だと思います。
ところが、子どもの感覚では「(最大)50分ぐらい」待たされたと長く感じる特徴があるのです。
子どもがもしムスっとしたり、文句を言ってきたりしたら、「なるほど~50分も待たされたと感じているんだから仕方ないか」と心の中で思ってぐっとがまん。
さらりと「ごめんね、お話は何だったの?」と言ってみるのはどうでしょう?
以前ゆるまりでざんげしたように、私だって子育ては失敗続き。
「忙しい」を理由に娘ちゃんをたくさん待たせてきました。
だからこそ、今の生徒ちゃんが「先生聞いて~」となったとき、忙しければ「今は5分なら時間あるよ」とか「○時ぐらいなら都合がいいよ」と具体的に言って、できるだけ「待たされた」と思われないよう心がけています。
逆に言うと、たとえ30秒でも1分でもしっかり子どもに向き合い、丁寧にハグすれば、10倍に感じてもらえるのです♡
ね、あまり難しく考えずに、できる範囲でいいんですよ♬
愛情の波動は必ず子どもに伝わるものですから~♡
子どもたちのお部屋26
本日のメニュー 自分だけのみりょく
インスタグラムやユーチューブ、TikTokを見ていると、キラキラ感に引き込まれるよね。
「ああ、この子かわいいなぁ」「すっごくかっこいい」と、うらやましく思うよね。
つい自分と比べてへこむこともあるよね。
わかるー。私だって若いときはね、雑誌やテレビを見て、同じようにあこがれたものだわ~(遠い目、笑)。
「人と比べなくていい」と言われるし「自分は自分」と頭ではわかっていても、知らないうちに比較してしまうのが人間だよね。
そんな落ち込んだときの対処法を考えてみたよ。
名付けて「みりょく貯金」。
どこまでためられるかなぁ~♬
まず、マイノートを用意して、自分が自分で思う「みりょく」を思いつくだけ、書き出してみよう。
「何もないんだけど…」と思い込んでいる子も大丈夫!
はずかしがらずに、周りのお友だちや大人にこっそり聞き取りをしてみたらどうかな。
「私(ぼく)のいいところや、みりょくはどこ?」とすなおに聞くといいと思うの。
教えてくれたところを、一つ一つ大事に書いてみよう!!いろんな気付きがあるよ。
私がある女の子を想像してみりょくを書き出してみました。
「あいさつをきちんとする」
「足が速い」
「声がきれい」
「話がおもしろい」
「計算が得意」
「髪(かみ)がさらさら」
「だれにでもやさしい」
「ピアノが上手」
「責任感が強い」―。
ほら~その子のさまざまな面が見えてくるよね。外見や能力はどうしても目立つから取り上げられることが多いけど、内面や性格、取り組みもみりょくを構成する大きなものだよ。
多くの子が熱い視線を送っているSNSの中の人は、外見や能力の見えやすい部分、わかりやすいところがさらに強調されていると思ってほしいの。
実は隠れて、ものすごい努力や工夫をしているだろうけど、そこはあまり見えないよね。
いっしょにしていいかは置いといて、私もインスタではふんとうしている「裏側」は見せないもの(あははは~♪)。
ほかの人と比べて、足りないところや、自分にないものばっかり考えると、心が疲れてくるよね。
そんなときはノートをながめて「自分にはこんなにもみりょくがある」と確かめてほしいの。
一つ一つ増やしていく喜び、貴重な一つをさらに伸ばしていくことを楽しめたらいいね♡
「みりょく貯金」がつらいときも自分を支えてくれるよ!!