ゆるまりカフェ第25稿
保護者たちのお部屋25
本日のメニュー ひと味違う自分みーつけた♬
さわやかな風と遊ぶようにひらひらと舞う裾にうっとりして、凜とした襟に力強さをもらって…。
コートに袖を通すたびに、今までと違った「自分」を見ている気分にさせてくれる。
ちょっと大げさですけどね(うふふ♡)。
最近感じる「装う意味」について、熱くつづります♪
昔からおしゃれが大好きでした。
家には思い出が詰まったお洋服がたくさんあります。
そんなちかよですが、ここ数年は少しお洋服との距離感が変わっていたの。
実は…体がちょっぴり成長しまして、お気に入りが「入らない」という事態が次々に発生したのです(OMG!)。
大好きなブティックに行っても、「入るのはどれかな」と探すように。
次に待ち構えるハードルが試着!!!
窮屈だったり、そもそも入らなかったりしたときの惨めな気持ちって、悲劇のヒロインみたいに落ちますよね(泣)。
気に入るかどうかよりも、とりあえず入るものを買うというのもつらい。
あんなに楽しかったおしゃれが、遠くにかすむ気がしたものです。
救世主になってくれたのが、お着物。
反物からお仕立てしてもらうため、ジャスト・マイ・サイズ!
日本の伝統は素晴らしいわ♪
「着物好きだけど、着ていく所がないのよ」という知り合いの声を聞き「じゃあ着る機会を作ればいいじゃない」と、着物好きのお仲間と2カ月に一度着物姿で出かける「きもの会」を結成しました。
みなさんの季節ごとに変わる帯や帯締めにまで見入って、感じて、「この日だけは」と心持ち優雅に過ごす。
お互い褒め合うので「気持ちも上がる」効能付きです。
お洋服でのうれしい出合いが、一目惚れした書き出しのコートです。
試着すら怖かったけど、思い切って挑戦したら、「あら~♡入る♡」。
2秒後には「ステキ~♡」と自分に惚れ直しました(あははは~♪)。
なんだか、これからやるべき事に対する勇気まで手にした感じです。
そもそも試着に過度に臆病になることはなかったのにねー。次に気になる服を見つけたときも「頑張って試着する!」と誓います(笑)。
子どもたちに言ってきた「挑戦」の大切さに、自分のおしゃれを通して気づかされて面白い出来事でした♪
みなさんもお気に入りの装いで、お出かけしてみてはいかが? そうそう、薫風をまとって。新しい「自分」が待っているかも♪
子どもたちのお部屋25
本日のメニュー ふつーってなに??
きょうは何げなく使っている言葉を取り上げますよー。
さっそく問題です!
あなたがお友だちのお家に招かれ、夕食をいっしょに食べることになりました。保護者の方から「ごはん(白ご飯)はどのぐらい?」と聞かれます。さてさて、何と答えるかな? お腹ペコペコで「めっちゃ大盛り!」と言うお友だち、いいね!!
もしかしたら「ふつーでいいです」と答える子もいるかなぁと思います。
ちょっと考えてみてほしいの。
「ふつーってなに??」
いつもいっしょにご飯を食べる仲なら「ふつー」をわかってくれるよね。
でもね、初めて会う人だったら、その人の「ふつー」がどれぐらいかを理解するのは難しい。
ふだんから丼(どんぶり)2、3杯食べる人の「ふつー」と、あまり白ご飯を食べない人の「ふつー」は全然違うもんね。
私は生徒ちゃんや保護者の方々とお話ししていると、「ふつー」という言葉をよく耳にします。
生徒ちゃんに「今日の調子はどう?」と聞くと、「ふつーです」と返ってくることも。すかさず「どうふつーなの? 元気ってこと?」と聞き直すんだけどね(笑)。
保護者で多いのは、
「(子どもは)こうするのがふつーだと思うんですけど…」
「ふつーはこう考えますよね」という感じかなぁ。
誰のどういう基準の「ふつー」なのかなぁ、ととまどうことがあります。
「ふつー」という言葉が便利だっていう気持ちもわかるよ。
ちょっと心配なのはね、「ふつー」になれすぎてしまうと、何か表現したいとき、きちんと説明したいときに「ふつー」以外の言葉が出てこない緊急事態にならないかなぁって。
考えすぎかな?
できればね、「ふつー」をゲーム感覚で言い換えてみることにチャレンジしてほしいの。
「今日の調子はどう?」と聞かれたら、「元気です」や「気分はいいけど、頭が少し痛い」というように、自分で自分を観察して、少しでも具体的に言えればOK!!さっきの白ご飯の量なら「お茶碗いっぱいよりも少なめ」と変換したら、ぐっと伝わりやすいよね。
具体的な言葉にする練習は、それだけ自分とも向き合うということ。
少しずつ自分の気持ちや思いを発見し、相手とのやりとりもスムーズになり良いことづくし♪
「ふつーの日は1日だってない」と思って、かけがえのないきょうを楽しもう♬