おはなしらんど卒業生からのメッセージ3🎵

 

嬉しいことに卒業生の皆さんが、リレー形式でメッセージを送ってくれることになりました!

より皆さんに近い視点で、おはなしらんどについて語ってくれています。

今回のメッセージは、永田愛美さんです🩷

皆さん、こんにちは!
おはなしらんど卒業生の永田愛実です。

嬉しいことに私にも声をかけて頂いたので、ここでおはなしらんどへの思いを書かせていただきます。

私にとってのおはなしらんどは、人生でなくてはならない経験で、なくてはならない大切な時間でした。

少し私の話をさせてください。
私は小学1年生から中学1年生までの約7年間、おはなしらんどに出演させて頂きました。

私が初めておはなしらんどを知ったのは、幼稚園の年長さんの時です。
母に連れられ、クマの校長先生という舞台を見に行きました。舞台の上でキラキラと輝くみんなの姿に、私は魔法をかけられたような衝撃を受けたことを今でも覚えています。

ーー「あそこに立ちたい」ーー

これが初めて、自分からやりたいと思ったことでした。
この瞬間から私の人生は大きく変わったように感じます。
ですが、決して平坦なものではありませんでした。

 


正直に言えば、私、歌もダンスも、、、、
とーーーっても下手だったんです(笑)
リズム感もなく、音感も全くない。
まわりの子たちはすいすいと踊り、歌っている中、
私は必死について行こうとするけど、
2倍、いや3倍も時間がかかり、少しできるようになったかなって思っても周りを見るとそれはやっとみんなと同じスタートラインに立っただけ。
周りはみんなできてて私はできない。


それが本当に悔しくて、上手な人が羨ましかったです。

じゃあ、やめたらいいじゃん?って話しですよね。
でも、結果わたしは7年間続けていました。(笑)


それはある日、久保田先生からの、こんな言葉があったからです。
「まなちゃん、確かにまなちゃんは歌も特別上手じゃないし、ダンスも特別上手じゃない、でもね、まなちゃんにはね、なぜかこの子を目で追ってしまう、なぜかこの子を応援したくなる、そんな素敵な魅力があるんだよ。」って


人と比べる必要はない、私は私でいいんだ、と気づいた瞬間でした。


その時、すーっと心が軽くなりました。ダンスが下手な私、歌が下手な私を、「自分自身」を受け入れることができたんです。
できない私もわたしだから!って(笑)
そりゃ、世の中には音感バッチリで歌が上手な子、ダンスが上手な子、演技が上手な子、何かが秀でている子なんてたーくさんいます。
自分のできないことばかりを見つめて、私は何もできない、と思うのではなく、私にしかないものがある。


この言葉は、〝自分らしくあることの大切さ”を教えてくれたのです。
これを小学生で気付けるなんて私は本当に恵まれていたんだな、と思います。
もちろん、ダンスや歌も人よりも2,3倍、頑張るけど、それからは、自分がやっていて楽しいと思うこと、それを第一に頑張りました。
あの時の私は、本当にキラキラしていて、ただただ、舞台に立てるのが嬉しい。音痴だけどダンスが下手だけど、みんなと一生懸命歌って踊って、演技して本当に楽しい。それしか考えていませんでした。
おはなしらんどは歌やダンス、演技など技術を伸ばすのはもちろんですが、
他では養えない、
自分自身の心を成長させることができて、
自分自身を見つめ直す方法を教えてくれて、
自分らしく入れる、そんな素敵な場所です。

私は、ダンスが下手で、歌が下手で、演技が下手で、そんな私でも、主役を手にし、ソロももらうことができました。
努力は必要ですが、努力の方向が自分に合ってるかどうか、自分自身が楽しめているか。
大切なことは完璧を目指すことだけではない。自分の心に素直で、楽しむことだと気づいたのです。

今、私は芸能活動をしています。信じられますか?


ミスコンで特技として歌を披露し日本一を獲得し、ドラマの主演も務めました。かつて何をしてもダメな、「音痴」で「ダンス下手な」私が、です。


このおはなしらんどの経験があったからこそ、人と比べずに自分らしさを大切にし、今もこうやって楽しみながら芸能活動を続けられています。

でも今でもたまに疑心暗鬼になったり、私ってダメだなぁって思っちゃうことは正直あります。
でもそんな時に引き戻してくれる、自分を見つめ直す方法を教えてくれたのがこのおはなしらんどでした。

その方法の一つで、
最近私も実践した〝バスタオルワーク”を皆さんはご存知ですか?
バスタオルを被り、周りを遮断し自分だけに問いかけ、自分のありのままの心の声を聞く。
これ、話聞くだけじゃ少しわからないかもしれません。
でも、心に余裕がない時、やる気が出ない時、自分自身の目指しているところがわからなくなった時、気分が落ち込んでいる時こそ、是非実践して欲しいです。案外、自分のことを分かっている気でいても、心の奥底に眠っている自分の気持ちに気づいてあげれていないことがあるかも知れません。

これ以外にも本当に多くのことを
このおはなしらんどでは教えてくれます。
おはなしらんどは単なる舞台の稽古場ではありません。迷った時、不安になった時。いつでもあの日々を思い出します。
私にとってのふるさとであり、心のよりどころである、おはなしらんど。
完璧である必要はない。自分らしく楽しむこと。
それが、私が学び、得ることができた最大の宝物です。

これからも、おはなしらんどが、多くの子どもたちの夢と成長の場であり、多くの方からの愛溢れる場でありますように。

永田愛実

まなちゃん、ありがとうございます。

今現在も華やかな舞台でキラキラと輝き続ける姿、誇らしいですね。

2018年の公演の際は、OGとしてテレビでの宣伝コメントもやってくれました。

おはなしらんど卒業生からのメッセージ

 

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