ゆるまりカフェ第19稿
保護者たちのお部屋⑲
本日のメニュー ☆ついにリアル店舗オープン☆(前編)
静かに始まった「ゆるまりカフェ」は11カ月目に突入しました♪
忙しい保護者の方々が、日常の中でちょっと幸せな気分になり、ホッと気持ちを落ち着けることができれば、子どもも健やかでいられるだろうなぁ~。
「ちかよ、少しでも役に立ちたい」と思ったのがきっかけでした。
文字の向こう側で、心を通わせてくださっている方の存在に元気をもらったり、読んだ感想に次のコラムのヒントをいただいたり、感謝です♡。
欲張りな!?私は、思いついちゃいました。
「リアル店舗でやってみれば、また違ったアプローチができるかも」と(うふふ)。
ちょうど昨年末にミュージカルクラスの公演「見習いウィッチと鏡の魔女完結編」が終わり、卒業した生徒ちゃんの保護者の方々から「さみしくなりますね」というお声も聞いていたので、今だーと感じました♬
こうして〝予約〟が入ったことに気を良くして、1月下旬にリアル店舗をオープンしました。
お客さん(全員お母さん)5人が来店。
「カフェ」と言っても、準備が大変だし(汗)、お客さんにマグカップを持参してもらい、店主の私が用意したのはさまざまな種類のティーバッグだけ。
お客さん自身で好きな飲み物をつくってもらい、テーブルに着席して喉を潤します。
うーん、ほっこり♨♨
カフェは、主役であるお客さんの「居場所」として身も心もくつろげて、特に心がほどけていく空間にしたいと思い描いていました。
そのために、心の鎧を脱ぎ、悩みを吐露できるお手伝いができればと、おしゃべりな店主は進行役に徹します。(笑)。
「しゃべりたい、シェアしたいっていう人いますか」とだけお尋ねすると、Xさんが口火を切ってくれました。
「育て方を間違ったかもしれない」と語り、1人でどんどん決断するお子さんへの不安を話してくれました。
この告白に、呼応したのはYさんです。
「うらやましいわ」と心を寄せられて、「自分で決めていくってすごいじゃないですか」と自身のお子さんとの違いを話されました。
2人のやりとりを、ほかのお客さんはうなずいたり、相づちを打ったりしながら、耳を傾けました。
優しく穏やかで、温かい波動が広がっていくようでした。
リアル店舗ならではの良さですね。
柔らかな雰囲気の中で、言葉も思いもすぐに共有される前半の時間でした~。
次回は、リアル店舗報告の後半です、お楽しみに♪
子どもたちのお部屋⑲
本日のメニュー 思いがけない「プレゼント」
久しぶりの再会でした♬
すっかり大人になった元生徒ちゃんが昨年末に訪ねてきてくれました。
クリスマスはもう終わっていたけれど、大きなプレゼントをもらった気分にさせてくれたお話です。
プラスドリーム(以下、プラドリ)に通っていたころはまだ小学生だった彼女。
お母さんのすすめがきっかけで始め、当初から気分は乗っていないなぁ~という感じでした。
どうしたら彼女が楽しくなるか、心から笑ってもらえるかー。私なりに工夫や取り組みをしたけれど、なかなか届かない(汗)。
年1回の舞台では「クールな子」として出演してもらいました。
昨年末に会ったとき、彼女は「無理やり、やっていました」と素直に告白してくれました。
やっぱり(笑)。「でもー」と話は続きます。
「ここでやったことの本当の意味が分かるのは、社会に出てからなんですよ~」とかわいくほほえみました。
「どういうこと?」と聞くと、社会でいろんな人との関わりで、私とのやりとりを思い出すことがあったそう。
「先生はこんな風に言わなかったなぁ」という風に。
気づいたのは「いつも受け止めてくれ、待ってくれていた」ということ、尊重された時間を過ごせていたということ…。
プラドリで私が昔からずーっと大事しているのは、自分で自分(の心)を見つめ、答えを出すことです。
当時、彼女を特別扱いしたわけではなく、ほかの生徒ちゃんと同じようにこの信念というか考えが伝わるように接していました。
「あの時の気持ちはこうだって今は説明できるけど、そのときは言えなかった」と彼女は振り返りました。
年単位の時間の経過とともに成長し、心にそっとあった小さな種が芽吹いたのね~。
彼女の人生を少しでも支えられたんだと思うと、うれしすぎます♬
同時に継続は力なり!!と感じました。
イヤイヤだったのに、彼女はここをやめなかったからね(当然、保護者の方のご努力もあると思います)。
気がつけばもう2月。
お友だちのみんなは新たに始めたこと、がんばって続けていること、いろいろとあると思います。
自分が傷つけられるほどつらいことからは逃げていいし、やめていいの。
もう少しできるかも、やれるかもって思うなら、続けてみてほしい。
今すぐではなくても、少し先、もしかしたら大人になって予想もしなかった景色が見えたり、大きな気づきや学びに目覚めたりするかも♬