ゆるまりカフェ第17稿
保護者たちのお部屋⑰
本日のメニュー 勇気をたたえる卒業式~あるお母さんの奮闘~(前編)
「脱皮」の年、ヘビ年の2025年が幕開けしました。
早いですね~(笑)。
みなさまはどのように24年を過ごし、25年をどう描きますか?
私は昨年最大のイベント、ミュージカルクラスが取り組んだ「見習いウィッチと鏡の魔女完結編」(以下、完結編)の振り返りをしないと、今年が本気で始まらない気がしています。
今月は、どうしても聞いてほしい保護者Aさんのお話をご紹介しますね。
昨年12月1日に上演した完結編には多くの方々がご来場くださいました。
あらためて感謝申し上げます。
この舞台は、出演した生徒ちゃんだけでなく、挑戦して練習に参加したけれど、さまざまな事情で舞台に立てなかった子の思いも乗せてできあがったもの。
出演がかなわかった我が子を支えた保護者Aさんは、特別な気持ちで当日を迎えました。
ここまで実に長い道のりでした…。
Aさんのお子さんは、クラスに長く通う、一生懸命な努力家さん。中心メンバーとして、舞台に立ってほしいと私たち講師陣は願っていました。
ですが、途中で学校に通えなくなり、練習に顔を出すのも難しくなりました。
講師陣も悩みながら降板の結論を出さざるを得ませんでした(泣)。
真っ直ぐで、真面目なAさんは、悲しみ、混乱しながらも「なんとか学校は通わせたい」と心を砕き、試行錯誤しました。
こちらも胸が締め付けられるほどに。
日に日に疲弊していくAさんを見て、私は言いました。「いったん学校のことは忘れ、Aさんが自分のために生きる時間を作ったら?」と。
もしかしたら、乱暴に聞こえるかも…。
子どもを放置していいと言っている訳ではありませんよ。保護者が「共倒れ」にならないために、距離を取って子どもを見守りつつ、自分のやりたいことに目を向けることで苦しみが少しでも和らぐのでは?と考えたのです。
子どもにとっても、親や周囲の大人が生き生きとしている方が悩みを打ち明けやすいから。
苦しみの中にも、前向きに歩み出そうと決断されたAさん。「子どもが成人したとき、自分が着付けをしてあげたい」と目標を立て、着付け教室に通い、自分の未来に一歩踏み出したのです。
それから次第に明るい表情に…。
ある日、「頑張っているみなさんの応援をしたいので、私にできるお手伝いをさせてください」と言ってくれました。
「ええええっ~♬」(大声のちかよ)。
予想外のうれしい申し出に「もちろん♡」と即答しました。Aさんを含む保護者のみなさんに下支えされた舞台。
いよいよ12月1日を迎えました―。
To be continued
子どもたちのお部屋⑰
本日のメニュー 生徒ちゃんたち「作詞家」になった!?
明けました2025年。
どんな年にしようなかなぁ?と考え、もう誓いを立てたお友だちもいると思います。
おっきいことを言ってしまい、どうやってたどり着くんだろうと早速心配な人は、必見よ♪
小さなことから積み上げて大きな目標に到着できるヒント、だれでも取り入れられる方法を伝授しちゃう!!
昨年12月1日にミュージカルクラスの生徒ちゃんたちが舞台「見習いウィッチと鏡の魔女完結編」を上演しました。
見に来てくれたお友だちはありがとう♪
最後に歌ったオリジナルソング「+プラスドリーム」は、生徒ちゃんたちが作詞したもの!!
「歌をつくるなんてどうやってやるの?」って思うよね、㊙こわざ㊙があるのです。
実は生徒ちゃんも「いやーできないよぉ」というところからスタートしたのでした。
最初は生徒ちゃんたちに「心に留まる(残る)好きなワード」を何個でも書いてもらったの。
それを壁に全部はりだして、1人ずつ「いいね!」する言葉を三つ選んだのね。
他人のものでも自分のものでもOK。
次に生徒ちゃんたちを二つのグループに分けて、みんなが選んだ言葉を組み合わせて文章にしていく作業に移行。
出来上がった文章二つを、融合して一つにまとめて完成したのよ。
この過程は生徒ちゃんたちで進めたもので、私はほぼ入らずにお外で見守り(笑)。
みんなで議論しながら進めたからからこそ、率直で濃い内容になったのでは?と感じます。
出来上がった文章にプロの方が曲をつけて、やっと完成~♪
私の推しポイントは、特に最初の歌詞かな。
〈♪わたしが わたしでいられる場所 どんな時も そばには仲間がいる〉。
初めて聞いたときの震えるぐらいの感動といったら♡
初挑戦の歌づくり、「やって良かった!!」とみんなで喜びました。
今後も大切に育てたい、歌い継ぎたいな~♬
「歌をつくる」って大きすぎる目標だけど、好きな言葉選びから少しずつ積み上げるなら無理じゃないでしょう?
受験勉強でもスポーツでもいきなり過去問を解くとか試合形式で練習するとか、無茶だよね。
できそうな小さい目標に分解して、少しずつこなしていけば、確実に大きな目標に近づけるよ。
ぜひやり方を工夫してみて、一歩ずつチャレンジしよう♪
「ゆるまりカフェ」は今年もみんなの挑戦を後押ししていくよー!!
〈♪いくつになってもチャレンジ 正解はない 急ぐ必要もない♪>(+プラスドリームの歌詞より)